(大腸がん手術その5)一瞬で消えた、僕の意識。

2011年10月28日<入院3日目ー手術当日ー2>
<手術室>
 

全身麻酔、僕の意識が一瞬で消えた。

全身麻酔の準備が始まった。
私は足を抱えるような格好で横を向く。
背中の部分の麻酔が始まり、
そして、何かの管を入れらしい。

「少し、もぞもぞしますね。」
「痛くないですか」
はい、大丈夫です。
 
麻酔をしているので痛くはないが、
背中に管が入っていく感覚がある。
いうとおり、もぞもぞした感じで、
あまり気持ちの良いものではない。

「体を正面向きますね。」
はい
 
それから、そのままの状態で、
時間として数分じっとしていたと思う。
その時、私はこんな気持ちでした。

手術後、絶対に笑顔で帰ってやる。
・・・と。 そして、

「ホリグチさん、麻酔入りま〜す。」
はい
 

大腸がん手術、気づいたら終わってた。

ホリグチさん、麻酔入りま〜す。
はい
  ・
  ・
  ・

カチャ、カチャ、・・・
なんか、音がする。そして、声がする。
「チューブ取って」
あ〜、これから何だなぁ。・・・と
思っていたんです。
そしたら、
主治医の先生が笑顔で私の視界に現れ

「ホリグチさん、終わったよ。
予定通り、5時間30分。」

は・・・い

すごいですね。
全身麻酔って。

「麻酔入りま〜す。」と、言われてから、
最初の記憶が先生の「終わったよ」ですからね。
麻酔が入ると一瞬で落ちてしまうんです。

すごい。
よく分からないけど、
だから、全身麻酔って危険性があるんですね。
 

大変なのは先生やそのスタッフの方

手術前に
「頑張って!」
なんて言われたけど大変なのは私ではなくて、
先生を初めとする手術に関わってくれた方々ですね。
僕ががんばるところなど何ひとつない。
あるのは麻酔を始めるまでの緊張感だけ。

終わった後の不快感はあるので、
これからが私の気力次第ですけどね。
 

手術後は、笑顔なんてつくれない。

「笑顔でもどる。」
ダメだった。

手術中は気管に呼吸器を入れているらしく、
手術後、すぐは気分が悪い。

「ホリグチさん、気分悪くないですか」
大丈夫です。
 
少し、すぐれなかったが、吐くほどではないので、
大丈夫と答えた。

やっぱり、手術後は「笑顔」どころじゃないね。
もうろうとしているし、少し体が辛い。

そして、
病棟の看護師さんが迎えに来てくれた。

「ホリグチさん、お疲れ様でした。
大変でしたね。頑張りましたね。」

はい。
 
と、かぼそい声で答えた。
この時にすでにベッドであったか、ストレッチャーだったか、
記憶にないが、手術室を後にした。
 
 
29日間の大腸がん入院ー記事一覧ー
その1、知っておこう! 入院、手術計画
その2、大腸がん手術前の準備
その3、僕の大腸がん、やっぱり転移していた
その4、手術直前、娘からのメール
その5、大腸がん手術、全身麻酔の効果
その6、手術後はやはり辛い!
その7、辛いぜ!手術翌日、もう歩行。
その8、大腸がん、初めてのご対面、ストーマ(人工肛門)
その9、大腸がん、初めてのストーマケア
その10、大腸がん、おしっことの戦い
その11、大腸がん、抗がん剤の準備
その12、大腸がん、おしっこバトル2
その13、 大腸がん、長引く入院
その14、大腸がん入院、ついに退院の日
 
 

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