大腸がん話題)「父が大腸ガン、祖父が肺ガン」 遺伝するのはどっち? 

東洋経済オンライン記事 引用

「体質」の面で勘違いされやすいのは、「遺伝」に関する知識である。よく、「父も祖父も肺ガン、兄弟は胃ガンでなくなっている。うちは『ガン家系』だ」といった話を聞くが、この認識は誤りである。「ガン」と「遺伝」の関係は、ガンになりやすい体質、ガンになりくい体質、といったざっくりとしたレベルではない。遺伝に起因するのは、一部の特定のガンだけである。

 特に遺伝リスクの高いものは、「大腸ガン」「乳ガン」「前立腺ガン」の3つ。つまり表題の答えは「父が大腸ガン」である。これらのガンは「遺伝性・家族性腫瘍」と呼ばれ、遺伝が関与する可能性が高い。そして、その原因は、「ガン抑制遺伝子の異常」の遺伝とされている。イメージするならば、通常の人は大腸ガンを抑え込む兵隊が100人いるのに、異常の人は10人しかいないようなものだ。特定のガンに対する免疫力が低いともいいかえられる。親類がこの3つのガンで亡くなっていることが多いときは要注意だ。とくにそのガンの検診に力をいれ、早期発見・治療を図ることを勧める。

 一方で、遺伝要素は少ない「胃ガン」や「肺ガン」ばかりで亡くなる家系も多い。しかしこれは、「遺伝」ではなく「家風」が原因と考えられる。つまり、その家での習慣が起因しているということだ。

 たとえば、胃ガンで亡くなることが多い家系であれば、「わが家の味噌汁は決まって濃いめ」「食卓に漬物が並ぶのが当たり前」といった塩分好きな家風、あるいは「家族全員、几帳面で短気」といったストレスのかかりやすい家風だったりする。胃に負担がかかりやすいため、胃ガンの発症リスクが高まっているのだ。遺伝リスクの低いガンで親類が亡くなることが多い場合は、その家庭の習慣を見直すことも考えてもらいたい。

 
 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る